足が竦んで
これ以上動けなくなりました

終わりを告げて去った貴方の影すら
わたしにはもう　見つけられないのです

込み上げる想い
伝えたい気持ち
叶わない願い

心からの叫びは
言葉にならず
ただ胸が痛くて
しゃがみ込む事しかできませんでした


そして　わたしは決めたのです
まだもう少し
ここに留まろうということを

自分で蒔いた種が
わたしの涙で芽吹くまで

哀しみや苦しみや切なさや辛さを
そして　幸福を養分として

大きな花がいつか咲く


それは　間違いなくわたしが蒔いた種なのです




text by 綿花